宝石

トルマリンのルースって面の多いカットをあまり見かけない気がするのですが、理由とかあるのでしょうか

トルマリンのルースって面の多いカットをあまり見かけない気がするのですが、理由とかあるのでしょうか

ラウンドブリリアントのようにパビリオンにカットが多い宝石は屈折率が高い宝石ほど宝石の中で光が反射してキラキラと煌めきます。 例えば屈折率の低いクォーツ系の宝石はファセットを増やしても下に光が抜けていくためキラキラは抑えられます。 これをキラキラさせようと思うとパビリオンを深くする必要があり、高さのあるカットはジュエリーにはそこまで適していません。 通常の石座だとおしりが出ちゃうんですね。 そうなるとルースから量産してジュエリーを作るときに既成枠に留まらず、流通させるのが難しくなるのかなと思います。 トルマリンに関しては原石の形も関係していて、縦長の四角いカットにするほうが歩留まりも良くなります。 (歩留まりとは原石からどれだけ重さを残してカットできたかということ) その辺りのことが影響しているのかなと思います🤔

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yutasuzuki

鈴木 雄太 愛知県のジュエリー宝石鑑定士。 御依頼いただいたオーダージュエリーです。 最近 #鈴木屋 と呼ばれています。 Twitterもしてます。 【全国に43名 1級ジュエリーコーディネーター】【米国宝石学修了士 GIA .G.G】【1級ジュエリーリモデルカウンセラー】【日本真珠振興会認定シニアアドバイザー】

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