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既成枠と、手作り枠の違いを教えてください

既成枠と、手作り枠の違いを教えてください

たしかにわかりにくいものかもしれませんね。長くなりますよ〜!ついてきてくださいね〜! 私がセミオーダーで使用するのは空枠と呼ばれる既成の枠をベースにしています。 既成の枠というのは一般的に流通が多い形、サイズに合わせて作られます(需要が多いですからね!) セミオーダーの得意なところはルースが既成サイズであれば、作られた枠があるので比較的お値打ちに仕立てることが可能なところです。 逆に苦手なところは対応していない形やサイズでは留まらない、もしくは無理やり留めるしかないというところです。 対応できない場合は中石座の調整を行うことで、できる限りピッタリとハマるように加工することが可能です。 ただし、そのためには石座を切って縮めたり、伸ばしたりする必要があります。 しかし、切って伸ばすことができないデザインの枠もあります。 例えば中石をぐるっと一周取り巻きのダイアモンドが留められていると、、、? 中石座だけを切ることはできず、周りの取り巻きの石サイズや数から見直す必要があります。 上記のように調整も難しい場合は手造りの出番です。 職人さんが1からその宝石のためだけにジュエリーを仕立てます。 特殊なカットであってもデザインを起こしてから作っていきますので、ぴったりと理想的な仕上がりにすることが可能です。 宝石のカットいうのは既成サイズだけではありません。 コンマ単位で縦横の寸法が既成サイズと違うこともよくあります。 その場合はフルオーダーで手造りしていただくのが理想的なのかもしれませんね。 私のオーダーでは既成枠のデザイン提案にプラスして、ここの石座を手造りをします。といったように組み合わせた御提案もさせていただいております。 空枠対応ができなければフルオーダーの御提案になります。 お値打ちでキレイに仕上がるであろう方法から順に御提案しております。 長くなりましたが、わからないことはぜひ気軽にお問い合わせくださいませ。 

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yutasuzuki

鈴木 雄太 愛知県のジュエリー宝石鑑定士。 御依頼いただいたオーダージュエリーです。 最近 #鈴木屋 と呼ばれています。 Twitterもしてます。 【全国に43名 1級ジュエリーコーディネーター】【米国宝石学修了士 GIA .G.G】【1級ジュエリーリモデルカウンセラー】【日本真珠振興会認定シニアアドバイザー】

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