修理加工

ジュエリー(の石)やルースのリカットが有効なケースというのがあまり思いつかないのですが、業者さんのほうからリカットを勧めるケースはあるのでしょうか?あるとしたら、どんな場合ですか?

ジュエリー(の石)やルースのリカットが有効なケースというのがあまり思いつかないのですが、業者さんのほうからリカットを勧めるケースはあるのでしょうか?あるとしたら、どんな場合ですか?

私の場合ですと
端っこに気になる割れ、フラクチャーがある場合
→かなり小さくなるがリカットで除去する

表面が摩耗で光沢がなくなった場合
→ポリッシュすることで光沢の復活

割れてしまった場合
→カットしてきれいなピースにする。これも場合によってはかなり小さくなる

目立つフラクチャーがないがカットのシンメトリーが崩れている場合
→リカットしてシンメトリーを整える

なるほど!

オススメはこんなところでしょうか。
逆にオススメしないのは

一箇所だけでなくフラクチャーが多数入っているピースのリカット
→割れる可能性が高いのでおすすめしません。

色が気に入らない
→リカットでカットを浅くすることでウィンドウを作り、抜けた感じすると明るくはなる、ただしベースの色が変わらないので根本的解決にはならない場合が多い。

  • この記事を書いた人

yutasuzuki

鈴木 雄太 愛知県のジュエリー宝石鑑定士。 御依頼いただいたオーダージュエリーです。 最近 #鈴木屋 と呼ばれています。 Twitterもしてます。 【全国に43名 1級ジュエリーコーディネーター】【米国宝石学修了士 GIA .G.G】【1級ジュエリーリモデルカウンセラー】【日本真珠振興会認定シニアアドバイザー】

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