ウインドウがあいているってよく聞くんですけどどういうことでしょうか?
色がぬけているルース?
カットのバランスによって、ルースの真ん中あたりがぽっかりと透けてしまっている状態のことを
「ウインドウがあいている」と表現します。

実験してみましょうか!
一本の線の上にルビーを乗せてます。
真ん中あたりにうっすらと下の線が見えていますね。
そう!これが抜けている状態、ウインドウがあいている状態です。

こちらのルビーはどうでしょうか?
こちらも先ほどと比べると見えにくいですが、線が見えています。

背景を白色にしてみるとテーブルの部分が抜けていますね。
こちらのケースではカットが整っていないのが原因と考えられます。
しかし、ルビーのように比較的厚みがとりづらい宝石の場合は
どこまでカットを重視するか、たくさん比較して自分の納得できるラインを決めておくほうが良いです。
原石の形によって、カットが整えられない宝石もあります。(歩留まりを重視するため)
また色が淡いものは抜けやすいので、すべての宝石を一律の基準で判断しようとすると
なかなか希望にあう宝石に出会えなくなってしまうかもしれません。

この石もウインドウですか?
そうですね。
ただ今回の場合カット面が少なくて、大きな面を作るエメラルドカットは色抜けしやすいです。
キラキラするカット=上に光を反射するカット ですので
エメラルドカットなどのキラキラよりも透明感ある色の美しさを楽しむカットは
色抜けしやすい傾向にあります。
透明度を楽しむエメラルドカットはウインドウを気にしすぎないようにしたほうが良いです

ファセット面が作られていないカボションカットは下の線が見えます。
淡い色の宝石でカボションカットであれば、これはもう仕方がないことです。
気にしているとカボションカットは買えなくなります、、、^^;

この石はウインドウがあいていないですね!
そうですね!
こちらのルースはウインドウあいていないですね。
一部薄く見えるところはありますので100%色抜けしていないとは言えませんが
先ほど書いたようにどこまでを許容していくのかが大事です。
抜けないように厚みを持たせすぎると今度は暗くなります。
またジュエリーにするときに宝石の高さがデザインの邪魔をしてしまうことも。
好みのバランスを見つけることが大事です。

こちらは完璧に抜けていないカット。
ラウンドのカットで裏側にファセット面がたくさんあると色抜けは少なくなります。
その分キラキラが強くなりますので、
キラキラしすぎは好みじゃないという方には、好まれないかもしれませんね。
なるほど!ウインドウとはいっても好みが大事なんですね!
今回は色抜けをカットに絞って書かせていただきました。
カット以外にもアメシストのように色の分布がまだらな宝石ですと、
色がのっていない透明な部分が抜けてしまったりすることもあります。
色抜けには様々な要因が組み合わさっています。
水晶などのように屈折率が低ければ抜けやすいです。
ですので宝石の種類によって基準も違ってくると思います。
トップクオリティばかりを集めるにしても、
同じ宝石をたくさん見比べることが一番良い方法なのかもしれませんね♪